2009年2号

第19回GISPRIシンポジウム 「社会文化の変化と企業経営の進化」 - 今望まれる持続可能な企業とは - 開催報告

シンポジウム概要
 グローバル化の潮流の中で、温暖化による気候変動、金融危機、資源不足、食糧不足などの国境を越えた社会・経済問題が複雑に交錯している。また、国内では、企業倫理の欠如、商品の安全性、少子高齢化、雇用形態の不安定化、格差の拡大など、様々な社会問題が顕在化している。
 このような多様かつ急速な社会情勢の変化に対して、「社会の公器」としての企業はどのように取り組んで解決していくか、サスティナブル(持続可能)な企業経営とはどうあるべきかを、本シンポジウムで探ることとした。
 今回、企業研究の視点・日米の視点・消費者の視点から、また、ワークライフバランスの実践・本業を通じたCSRの実践についての講演とパネルディスカッションを通じて、活発な議論が行われた。


開催概要
  日時: 2009年2月23日(月)13:30~17:15
場所: 虎ノ門パストラル (東京都港区虎ノ門)
主催: 財団法人 地球産業文化研究所
後援: 経済産業省、経済人コー円卓会議日本委員会
参加人数: 約140名


プログラム
13:30   主催挨拶  福川伸次 (財)地球産業文化研究所 顧問
13:40   講演1 「時代が求める企業」
坂本光司 氏 法政大学大学院 政策創造研究科教授
14:00   講演2 「What's wrong with corporate governance in America?: Lessons from the Financial Crisis」
アーサー M・ミッチェル 氏
ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所 シニアカウンセラー
14:20   講演3 「商品の一生を考えた商品選択、それが消費者の社会的責任ではないか」
辰巳菊子 氏
(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会 常任理事 環境委員長
(14:40 休憩)
14:50   講演4 「日立ソフトのWLBへの取組み」
石川 浩 氏
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 理事 人事総務本部副本部長
15:10   講演5 「住友化学のCSRとオリセットネット事業を通じてのアフリカ支援」
玉村隆平 氏
住友化学株式会社 執行役員 総務部長
15:30   講演6 「グローバル食品企業ネスレが考えるCSRと取り組み事例」
髙田正澄 氏
ネスレ日本株式会社 取締役兼専務執行役員 コーポレートアフェアーズ本部 統括本部長
(15:50 休憩)
16:00   パネルディスカッション 「今望まれる持続可能な企業とは」
<パネリスト>
   坂本光司 氏 法政大学大学院 政策創造研究科教授
アーサー M・ミッチェル 氏 ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所
辰巳菊子 氏 (社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会 常任理事
石川 浩 氏 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 理事
玉村隆平 氏 住友化学株式会社 執行役員総務部長
髙田正澄 氏 ネスレ日本株式会社 取締役兼専務執行役員
<モデレーター>
  井出亜夫 氏 日本大学大学院 グローバル・ビジネス研究科教授
17:10   閉会挨拶  蔵元 進 (財)地球産業文化研究所 専務理事


パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

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